コンタクトレンズによる眼障害が急増しております。コンタクトレンズは直接目に触れるものです。使い方を誤れば、失明につながります。 コンタクトレンズの眼障害を発見したとき、患者さんに眼障害のことを説明すると、まさか自分がという顔をされます。入院が必要なほど重症なのにもかかわらず、明日は仕事で診療に来られないという人もいます。ただの結膜炎と言い張り、治してくれればいいという人もいます。 重症な患者さんのほとんどは定期検査を受けていません。コンタクトレンズの眼障害には、まったく自覚できない障害もあります。 使い捨てレンズ、カラーソフトコンタクトレンズ、老眼用コンタクトレンズが登場し、コンタクトレンズの人口が急増しています。コンタクトレンズを病院、眼科医院で購入するよりも、値段が安いメガネ店、コンタクトレンズ量販店、インターネットなどで購入をする人が多くなりました。 しかし、眼も体の一部で毎日眼も成長し変化しているのです。一度サイズの合ったコンタクトでも眼の変化に合わせていくには定期検査が必要となりますので、量販店で買われた方は眼科に一度検査に行ってください。眼も休めてください。